弾性率の高い樹脂は硬い性質を有します。しかしながら、衝撃や熱により発生した応力の影響で割れやすい欠点があります。この欠点を解消するため、弾性率を下げて応力を緩和させる効果を付与した樹脂を低応力と称します。
低応力化することで、ヒートサイクル時に発生する熱応力の耐性、外的の衝撃に対する耐性などを付与することができます。
この低応力化の手法として、樹脂の架橋密度を低くしたり、ゴム粒子のような応力緩和剤を樹脂に配合することで弾性率を下げることができます。当社ではXM-2437/HY-690やME-276/HV-138といったエポキシ製品が低応力封止材としてご用意しております。