材料視点で熱対策を考える
ギャップフィラーの役割は、機器内部で発生した熱を、放熱器を介して効率よく排熱するために、部品間に取り付ける熱伝導樹脂材料です。
機器の小型化や高性能化に伴い、熱を効率よく排熱し蓄熱を抑制させたいといったご要望が多くあります。
そこに使用される材料には、発生する熱の排熱効果を向上させるために、高い熱伝導性が求められます。また、基材間の接触界面での熱損失の低減化のために、材料には、部品と密着できる柔軟性の特長を求められます。
私達の長年培ってきた柔軟系の機能性樹脂材料の配合技術から生まれた、ウレタン系ギャップフィラー PEL Urethane®XU-20000 は、被着体の微細な凹凸に追従でき、エアギャップを埋め、効率的に熱を伝えることができます。
PEL Urethane®XU-20000A/B の特長
プロトタイプ品のスペック
PEL Urethane®を支えるコア技術
XU-19992 : ベースバインダーの配合設計による、高い耐熱性を実現
XU-20000: 熱伝導性フィラーの高充填化と 伸び率の両立
XU-20009: ベースバインダーの配合設計による、柔軟性と常温硬化性の両立
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技術情報
本技術は、2024/1/26の化学工業日報に掲載されました。
熱伝導を含む柔軟材料の技術を、定期的に発信しています(2023年度実績)。
「振動吸収性ウレタンゲルの高熱伝導化」
「ウレタン系放熱ギャップフィラーの特徴とその活用」
株式会社AndTech 先端デバイス・マテリアルトレンドレポート 2024年3月号
「ウレタン系TIMの特性と高熱伝導化」
「ウレタン系放熱ギャップフィラーの特性と車載バッテリー、電装部品への応用」